【無料ダウンロード付き】サッカーボールの展開図を作ってみよう!正五角形と正六角形で丸くなる「切頂二十面体」の秘密と工作ガイド
「サッカーボールって、よく見ると黒い五角形と白い六角形が組み合わさっているけれど、なんで平らな紙から丸いボールができるの?」
「雨の日に家で子どもと一緒に楽しめるサッカー工作はないかな?」
そんな親子におすすめなのが、今回ご紹介するサッカーボールのペーパークラフト展開図です!
ハサミとのりを使ってきれいに切り取って組み立てると、平面の紙から驚くほど美しいサッカーボールの球体が完成します。
実は、このサッカーボールの形には算数や幾何学(きかがく)のすごい秘密が隠されています。
今回は、ご家庭で印刷してそのまま使える無料の高解像度PDF展開図とともに、上手に組み立てるコツや、自由研究・知育にも役立つ「切頂二十面体(せっちょうにじゅうめんたい)」の面白い雑学を詳しくご紹介します!
サッカーボールの展開図(無料ダウンロード&作り方)
まずは以下の展開図をご覧ください。黒い正五角形と、白い正六角形が規則正しく並んでいます。

ご家庭のプリンターでA4サイズにきれいに印刷できる高解像度版のPDFファイルをご用意しました。
以下のリンクから無料でダウンロードできますので、ぜひ厚手の用紙に印刷してチャレンジしてみてください!
📄 A4印刷用・高解像度PDFの無料ダウンロード
▶ サッカーボール展開図(高解像度PDF版)をダウンロードする
工作に必要な道具と材料
- 印刷した展開図:普通のコピー用紙でも作れますが、画用紙やケント紙、少し厚めのクラフト用紙(0.15mm〜0.2mm前後)を使うと型崩れせず丈夫に仕上がります。
- ハサミ(またはカッター&定規):のりしろ部分を切り落とさないように慎重にカットします。
- のり(または木工用ボンド・両面テープ):速乾性の木工用ボンドや、細めの強力両面テープを使うと、押さえる時間が短くて作業が劇的にスムーズになります。
- インクの出なくなったボールペン(または鉄筆):折る前に折り線に軽く筋(スジ)をつけておくと、驚くほどきれいに折れます。
きれいに球体を作る3つのコツ
立体工作が得意でない方でも、次の3つのポイントを押さえるだけで、歪みのないきれいなボールが完成します。
- 組み立てる前に「すべての折り線」をしっかり折る:立体的に組み始める前に、定規を使って全ての谷折り・山折りをあらかじめ指の腹でしっかり折っておくのが最大のコツです。
- 中心の五角形から放射状に貼っていく:外側から適当に貼るのではなく、真ん中の黒い五角形を中心にして、周りの六角形を順番に貼り合わせていくとズレが少なくなります。
- 最後の1面は両面テープを使う:球体が閉じる最後の1箇所は内側に指が入らないため、あらかじめのりしろに両面テープを貼っておき、上から優しく指で押さえ込んで接着します。
こちらがプレグラ編集部のスタッフ(自称・超不器用)が実際に組み立てたサッカーボールです!

なぜ五角形と六角形で丸くなる?「切頂二十面体」の不思議
「どうして六角形だけじゃなくて、五角形が混ざっているの?」と疑問に思ったお子さんも多いはずです。
算数・数学の世界では、この形を切頂二十面体(せっちょうにじゅうめんたい / Truncated Icosahedron)と呼びます。
六角形だけでは「平らな壁(平面)」になってしまう
正六角形の内角は1つ120度です。3枚の六角形を1つの頂点に集めると「120度 × 3 = 360度」になり、完全に平らな面(ハチの巣のような蜂の巣構造)になってしまいます。
つまり、正六角形だけをどれだけ繋ぎ合わせても、立体的に丸まることは絶対にできないのです。
そこで登場するのが内角108度の正五角形です。
1つの頂点に「五角形1枚 + 六角形2枚」を集めると、角度の合計が「108度 + 120度 + 120度 = 348度」となり、360度より12度足りない隙間が生まれます。この12度の隙間が絶妙な「カーブ(丸み)」を生み出し、全体をつなぎ合わせることで美しい球体へと丸まっていくのです。
サッカーボールの面・辺・頂点の数
- 正五角形(黒):12枚
- 正六角形(白):20枚
- 面の総数:32面
- 頂点の数:60個
- 辺の数:90本
実は、正三角形が20個集まった「正二十面体」の尖った角(12箇所)をスパッと切り落とすと、まさにこのサッカーボールの形(切頂二十面体)になります。
科学の世界でも、炭素原子60個がこのサッカーボール型に結合した「フラーレン(C60)」という分子がノーベル化学賞を受賞するなど、自然界で最も安定して丸みに近い奇跡の幾何学形状なのです。
白黒のサッカーボールはいつ生まれた?歴史と最新ボール事情
現在でこそカラフルなデザインや様々な形状のボールがありますが、私たちが「サッカーボール」と聞いて誰もが思い浮かべるあの白黒の32面体ボールは、いつ誕生したのでしょうか?
1970年メキシコW杯で生まれた名球「テルスター」
それ以前のサッカーボールは、バレーボールのように細長い革を縫い合わせた茶色や白色のボールが主流でした。
しかし、1970年のメキシコワールドカップで世界初の衛星生中継が行われる際、当時の白黒テレビの画面でもボールの回転や位置がはっきり見えるように開発されたのが、アディダスの「テルスター(Telstar)」です。
白と黒のコントラストは視認性に優れ、これ以降世界中で白黒ボールがサッカーの象徴として定着しました。
現代のサッカーボールは「パネルの数が少ない」?
近年のワールドカップ公式球を見たことがある方はご存知かもしれませんが、最新のサッカーボールは32枚パネルではなくなっています。
- 2006年 ドイツW杯(チームガイスト):14枚パネル
- 2010年 南アフリカW杯(ジャブラニ):8枚パネル
- 2014年 ブラジルW杯(ブラズーカ):6枚パネル
- 2022年 カタールW杯(アル・リフラ):20枚パネル
糸で縫い合わせるのではなく、熱によってパネルを圧着する「サーマルボンディング技術」の進化により、パネルの境目(縫い目)を減らし、より真球(完全な球体)に近づけて雨天時の吸水を防ぐハイテクボールへと進化を続けています。
ボールの構造を知ると「芯で捉えるキック」が身につく!
自分で展開図を切り貼りしてサッカーボールを作ってみると、「ボールの中心(重心)はどこにあるのか」「どこをインパクトするとどんな回転がかかるのか」という立体的な感覚が自然と身につきます。
ジュニア年代で強いシュートや正確なロングパスを蹴るためには、ただ力任せに足を振るのではなく、ボールの芯(中心の重心)を正確に足の甲(インステップ)で捉える技術が欠かせません。
最近のサッカースクールでは、小学生のうちからボールの構造や物理的な回転の仕組みをわかりやすく教え、「少ない力でも鋭く飛ぶキックフォーム」を身につけさせる指導法が注目されています。
- ボールの中心を射抜くインパクトの感覚をプロコーチが徹底指導
- 身体が小さく筋力がない低学年でも、無回転やきれいな回転のボールが蹴れるようになる
- キックミスや足首の痛みを減らし、怪我をしにくい正しいフォームが身につく
「キックの飛距離がなかなか伸びない」「シュートのミート率を上げたい」とお悩みのお子さんは、キックの基本やボールコントロールを専門的に学べるサッカースクールの体験レッスンをぜひ一度受けてみてください。
よくある質問(FAQ)
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