【豆知識】なぜサッカーボールの色は白黒なのか、その理由って知ってる?
突然ですが、皆さん、今から頭の中でサッカーボールを思い浮かべてください。
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あなたが思い浮かべたボールのイメージはこれですね!
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これがメンタリズムです!
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…という話ではなく、一般的に想像するこのサッカーボール。
なぜ白黒のデザインなのでしょうか。
今回はその謎をご説明していきます!
サッカーボールの歴史
まずは、皆さんの思い浮かべたサッカーボールの登場まで歴史を振り返ります。
1900年以前
最初期のサッカーボールは、動物の膀胱を膨らませたものを使用したりしていましたが、
すぐ破けてしまうため、次第に皮革やコルクを使用した丈夫なものに変化していきました。
1872年にイングランドサッカー協会が世界で初めてサッカーボールの規定を制定。
皮革で覆われ、外周が68cm、キックオフ時の重さは396g〜453gと定められました。
なぜキックオフ時の重さとなっているのかというと、
当時のボールは水を吸いやすく、試合中に重さが変化していたからです。
1930年代
その後、1930年に行われた第一回のワールドカップ。
当時はボールの規定はあるものの、ボールの指定はなかったため、
決勝戦は前半戦はアルゼンチン、後半戦はウルグアイと各国が持ち寄ったボールを使用しました。
この当時は茶色がメインでバレーボールなどに近い見た目をしていました。
1950年代
1950年のブラジルワールドカップで使用されたのが、このデュプロTです。
これまでのサッカーボールはラグビーボールのように紐仕立て構造でしたが、
牛皮のパネルを繋ぎ合わせた、今のサッカーボールに近い形となりました。
続いて1954年のスイスワールドカップで使用されたのが、このボール。
ボールの色合いが、ここまでの茶色から黄色に大きく変わりました。
1970年代
1970年のメキシコワールドカップから現在に至るまで、ワールドカップの公式球はadidasが担当しています。
1970年のワールドカップで使用されたのが、こちらのテルスターです。
皆さんが想像するサッカーボールのイメージはこのボールですね。
この白黒のサッカーボールがここから20年程主流になります。
では、なぜ白黒のサッカーボールが20年間も主流だったのでしょうか。
なぜ白黒なの?
1970年メキシコワールドカップから、これまでは行われていなかったことが行われるようになります。
それは、テレビ中継です。
1960年代から70年代は世界各国でテレビが爆発的に普及していった時代で、
そういった時代の中で、ワールドカップ史上初のテレビ中継が行われました。
当時のテレビ中継は、カラー放送も始まっていましたが、まだまだモノクロの中継が多く、
これまでの茶色や白一色のサッカーボールでは、見えづらいという問題がありました。
そういった中で最も見やすいサッカーボールの色合い追求し、白と黒のサッカーボールが誕生しました。
ちなみにこのテルスターはデザインだけでなく、選手からも扱いやすいということで好評を得ていました。
比較動画
ニュースサイト VOX が、当時の映像を用いて、白黒のボールと茶色のボールの比較動画を公開しています。
これを見るとテルスターが如何に革命的な見やすさだったのかが分かります。
その後
2000年代になると、テレビ放送技術の向上により、高精細な映像を中継出来るようになり、
サッカーボールも多くの色合いを持つものも増えていきました。
例えば、2022年のカタールワールドカップで使用されたボールは多くの色が使用されていました。
色だけでなく、サッカーボールとしての様々な進化をしていますが、
その詳細についてはまた別の記事でご紹介します!
最後に
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