【オリンピックサッカー】オーバーエイジって?どういうルールなの?
7月26日に開幕するパリオリンピック。
もちろん、サッカーの競技も行われますが、
その中で、”オーバーエイジ”という言葉を聞いたことはないでしょうか。
今回はその”オーバーエイジ”について、詳しくご説明していきたいと思います。
オーバーエイジとは?
1992年のロサンゼルスオリンピックから、
男子サッカー競技は「23歳以下」という年齢制限が設けられています。
※なぜ23歳以下なのはこちらの記事→ 【五輪サッカー】なぜ23歳以下という年齢制限があるの?
1996年のアトランタオリンピックからは、
それに加えて”3人まで年齢無制限選手の登録”が可能になりました。
この”年齢無制限選手”を”オーバーエイジ”と称します。
ただし、条例に”オーバーエイジ”という文言がある訳ではありません
また、女子サッカーには年齢制限がありませんので、
オーバーエイジと呼ばれる選手もいません。
オーバーエイジの人数
オーバーエイジは3名まで登録可能です。
絶対に3名を登録しなくてはならないという訳ではありませんので、
代表監督の意向によっては、オーバーエイジの枠を使用せず、
23歳以下の選手のみを登録することも可能です。
日本代表も2008年の北京オリンピックなどでは、
このオーバーエイジを使用せずに戦っていました。
また、このオーバーエイジの規定はあくまでもオリンピック本大会のみに適応されるため、
予選期間中には存在せず、23歳以下の選手のみで勝ち抜く必要があります。
オーバーエイジの始まり
そもそも、なぜこのオーバーエイジという枠が始まったのでしょうか。
発端は約30年前に遡ります。
当初はアマチュア選手のみが出場可能だったオリンピックの男子サッカーですが、
1992年のバルセロナオリンピックより「プロアマ問わず23歳以下の選手」が出場可能になりました。
※なぜ23歳以下なのはこちらの記事→ 【五輪サッカー】なぜ23歳以下という年齢制限があるの?
しかし、プロの人気選手の不在により、競技の人気は低迷。
そこでIOC(国際オリンピック委員会)とFIFAでの協議の結果、
23歳以下の選手に加えて、”3人の年齢無制限枠”=オーバーエイジを設けるという形が、
1996年のアトランタオリンピックから導入されることとなりました。
その後、一度”23歳以下”という年齢の制限を”21歳以下”にという議論もありましたが、
今回のパリオリンピックまで”23歳以下”のまま変更には至っていません。
サッカー日本代表の歴代オーバーエイジ選手
最後に過去のオリンピックに出場したオーバーエイジ選手をご紹介します。
1996年のアトランタオリンピック、2008年のアテネオリンピックでは、
オーバーエイジを使用せずに戦っています。
また、元日本代表のキャプテン、吉田麻也 選手は、
なんと2回もオーバーエイジとしてオリンピックに出場しています!
23歳以下の代表として出場した北京オリンピックと合わせて、
3回の出場を果たし、12試合を戦っています。
1996年
アトランタオリンピック
オーバーエイジ枠使用なし
2000年
シドニーオリンピック
GK 楢崎 正剛選手
DF 森岡 隆三選手
MF 三浦 淳宏選手
2004年
アテネオリンピック
GK 曽ヶ端 準選手
MF 小野 伸二選手
2008年
北京オリンピック
オーバーエイジ枠使用なし
2012年
ロンドンオリンピック
DF 徳永 悠平選手
DF 吉田 麻也選手
2016年
リオデジャネイロオリンピック
DF 藤春 廣輝選手
DF 塩谷 司選手
FW 興梠 慎三選手
2021年
東京オリンピック
DF 酒井 宏樹選手
DF 吉田 麻也選手
MF遠藤 航選手
最後に
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