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【オリンピック】なぜイングランド代表はオリンピック出場していないの?

先日のEURO2024でも準優勝したサッカーイングランド代表。

しかし、オリンピックに出場はありません。
パリオリンピックにたまたま…ではなく、今まで一度も出場がないのです。

今回は、なぜイングランド代表がオリンピックに出場していないのかについて、
ご説明していきたいと思います。

出場国の規定

まず、オリンピックにはどのような国が出場できるのでしょうか。

オリンピックに出場することが出来る国(選手)の規定の中には、
国内にオリンピック委員会が設置されている」というの規定が存在します。

イングランドには、このオリンピック委員会が存在せず、
ウェールズ、スコットランド、北アイルランドも同様に存在しません。

ただし、イギリスとしてオリンピック委員会が存在しているので、
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドが、
一同に集まりイギリス代表としてオリンピックに出場することは可能です。

イギリス代表

それでは、イギリス代表でパリオリンピックに出場するのかというと、
実はイギリス代表としても出場することはありません。

イギリス代表として、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドのトップ選手たちを
一同に集めて出場出来るのならば、非常に強力なチームが組めそうですが、
実はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドには、
それぞれサッカー協会が存在しており、一つの国(イギリス)としてチームを組むというのが非常に難しいのです。

それでもイギリス代表として、オリンピックに出場していた時期もあり、
1900年代初期のオリンピックでは、3度の金メダルを獲得していました。

しかし、1972年のミュンヘンオリンピックの出場を最後に、
イギリス代表としても長らくオリンピック出場はなくなることとなります。
2012年のロンドンオリンピックの際には、自国開催ということもあり、
イギリス代表として出場することが検討されたが、スコットランド協会が反対。
一度は出場を断念したものの、最終的にはイギリス代表として出場することが決定。

しかし、代表として選出されたのはイングランドから13名、ウェールズから5名となり、
スコットランド、北アイルランドからは選出されることはありませんでした。

2016年のリオデジャネイロオリンピック以降の出場はなく、再結成の話も出ていません。

そもそも、なぜ1国に4つのサッカー協会?

FIFAに加盟出来るのは1つの国に対して、原則1つのサッカー協会となっていますが、
イギリスには、4つのサッカー協会が存在し、
それぞれ代表チームを持ち、国際大会に参加しています。

なぜ、イギリスにだけ4つのサッカー協会が存在するのでしょうか。

サッカーの発祥の地イングランドで、
世界初のサッカー協会が設立されたのは、1863年です。

そして、1873年にスコットランド、1876年にウェールズ、北アイルランドでは1880年に
サッカー協会が設立されていきました。

その後、サッカーの広まりに合わせて、FIFAの設立となったのは1904年のことです。

この時点で既に4つのサッカー協会が設立されていたので、
特例としてイギリス国内には4つの協会が存在しているのです。

イギリス代表の成績

紆余曲折ありつつもイギリス代表として過去12回オリンピックに参加し、
1900年、1908年、1912年の3回優勝し金メダルを獲得しています。

しかし、それ以降のメダル獲得はなく、1976年~2008年の期間は不参加となっています。

1900年 優勝
1904年 不参加
1908年 優勝
1912年 優勝
1920年 1回戦敗退
1924年 棄権
1928年 棄権
1936年 ベスト8
1948年 4位
1952年 1回戦敗退
1956年 ベスト8
1960年 グループリーグ敗退
1964年 予選敗退
1968年 予選敗退
1972年 予選敗退
1976年~2008年 不参加
2012年 ベスト8
2016年~ 不参加

最後に

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